佐渡ヒルクライム


チームイベントのもてぎ裏番組。
佐渡で初開催となるヒルクライムイベントに、かめとりえが参加してきました。

かめのレポートでお届けしまーす!

第一回佐渡ヒルクライムに参戦してまいりました。

前日の試走で、想像以上に傾斜がきついことが判明。前半はなかなか休めず、後半にある二回の下りをどう生かすかがポイントになりそう。
ゴール手前はほとんどフラットに近いので、スプリント勝負になるかもしれない。
前半省エネで粘って、最後に力を残せればいいな・・・。


そんなことを考えながら、いざスタート!
直前寒い中30分待たされたせいか、回転が若干鈍い。
集団のペースについていけるものの、若干呼吸が上がり気味。それでもトップにおいていかれては敵わんので、中切れしそうな選手を追い越し、じわじわ位置を上げていく。
3番手、好位置につけた。
1km過ぎたあたりで少しだけ冒険してみようとトップに出ると、120番の選手がすぐに追ってきた。
そしてそのまま僕を抜き去り、先頭を引き始める。むむ、やりおる・・・。
傾斜の急な区間でのペースアップで、集団は一気に解体された。
3km付近では3位とだいぶ離し、2人で抜け出した形になった。
このまま我慢して、最後で勝負・・・。
そう思っていたけれど、この120番が強い強い。憎らしいほどがっしりしたふくらはぎが淡々とダンシングを刻み、坂を登っていく。シッティングでぴたりつけて登っていたけれど、機械のようなダンシングは止まることを知らず、登り続けていく。
4km付近でペースについていけず、離脱。どうにか視界にとらえながら、追うレース展開。
振り返ると、129番の選手が追いついてきていた。
消耗していたけれど、どうにかペースを合わせ、抜き去られぬようペースを合わせていく。
何度か振り向いたけれど、4位は見えてこない。どうにかここは互いに消耗戦にせず、後続との距離を広げたいところ。
7km地点から1回目の下り。風が強かったけれど、129番は上手にラインをとりペースを上げて下っていく。離されまいと必死で食らいつく。
どんよりした天気だけれど、一瞬眼下に海が広がるのが見えた。
やがて下り区間は終わり、再び登りへ。なんだか途中に下りを挟むと余計に疲れる気がする・・・。
このままキープして、最後は2人でスプリントかな。そう思ったけれど、緩斜面で少しペースを上げてみる。
意外と距離が開けた。お、これはいけるかも!あまり余力はなかったけれど、上げたペースをキープして30m程の距離を確保した。
ここから逃げるには、、、心理作戦だ!後ろの選手の視界にいるうちは姿勢維持で淡々と、どうどうと登る。
つづら折りを曲がったとたん、ちょっと蛇行しながら体力回復、姿勢維持、蛇行、姿勢維持、、、。繰り返すうち、少し脚が回復。
今度は心理戦第二弾!つづら折りを曲がったところでペースを上げ、後続の視界から消える作戦に。
しばらく距離をキープしながらついてきていたけれど、やがて諦めたのか距離は広がり、見えなくなった。作戦成功!

ゴール2km手前から2度目の下り。
最後の力で踏み込みながら、幾度か振り返る。
下り巧者の129番ならここで追い付いてくるかもしれない。
残り1km。まだ来ない。500m、まだ来ない。
300m、200m・・・。
いける!緩斜面をダンシングでスパートし、ゴール!初優勝には届かなかったけれど、2位。
年代別のスタートだったけれど、リザルトをみると30代のトップを8秒かわして総合でも2位に入っていた。やったー!
登りが比較的得意だったけれど、今まで入賞経験なく、どうしても勝ちたかったレース。
照準を絞って調整してきたことが結果につながり、本当に嬉しかった。先週のジャパンカップに続き、2週連続で表彰台にあがり、なんだか夢のようでした。

一緒にいったりんこさんも、女子年代別2位&特別賞受賞!E-kotoを佐渡でばっちりアピールしてまいりました。

佐渡も自転車にすごく理解があって、島中で盛り上げてくれる雰囲気。
沖縄は、各地から集まった選手たちを沖縄の人が応援してくれる感じだったけど、佐渡は地元の参加者もすごく多い。
外部からの誘致とともに、自分たちも参加してるのがまたいいなと思った。

あいにく本番は曇天&豪雨だったけれど、試走でみた紅葉の山と広がる海は、なかなかの絶景。
こんなヒルクライムはあまりないかも。また来たいなあと思えるいい大会でした。


うれしさのあまり、現実逃避・・・

 カテゴリー  順位  メンバー
 ロードレーサーの部  男子総合2位、年代別2位入賞  亀ノ園 祥平
 ロードレーサーの部  女子年代別2位入賞  松井 理恵子

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